ユーチューブミュージック(写真=ユーチューブ)(c)MONEYTODAY
ユーチューブミュージック(写真=ユーチューブ)(c)MONEYTODAY

【12月13日 KOREA WAVE】韓国でユーチューブミュージックの利用者数がカカオエンターテインメントのメロンを抜き、韓国音源プラットフォームのトップに立った。膨大な音源を保有しているだけでなく「抱き合わせ販売」などの戦略が奏功した。業界は、このままでは勝算がなく、サービスの多角化など差別化した戦略が必要だとみている。

移動通信プラットフォーム「モバイルインデックス」によると、今月1日のユーチューブミュージックDAU(日間活性利用者数)は236万人を記録し、メロンの231万人を抜いた。2019年に韓国でサービスを開始してから初めてだが、ここ数年のユーチューブミュージックの成長を見れば予想されたシナリオだと業界は評価している。

ユーチューブミュージックのDAUは2019年1月1日に61万人だったが、昨年3月2日には130万人まで増加し、当時2位だったジニーミュージックを追い抜いた。その後も爆発的な成長を続け、この10年間、不動の1位だったメロンまで抜き去った。

ユーチューブミュージックが国内サービスを開始してから、在来の音源プラットフォームのユーザー数は急減している。最近1年間のDAUを比較しても、ユーチューブミュージックの38.0%増に対してメロンは-8.3%、ジニーミュージックは-11.3%、FLO-5.9%などとなっている。

独り勝ちの背景には「抱き合わせ販売」がある。ユーチューブミュージックの利用料は月8000ウォン(約879円)台だが、月1万450ウォン(約1148円)出してユーチューブプレミアムの会員になればユーチューブミュージックを無料で提供できるからだ。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News