(写真=gettyimagesBank)(c)MONEYTODAY
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【12月13日 KOREA WAVE】韓国のマンションで真夜中にピアノを弾き、家賃も滞納し続ける借家人に周囲が大変な迷惑をこうむっている。警察が出動しようが、管理会社が駆け付けようが、一向に姿を見せず、電話にも出ない。そんな時、どうすればいいのだろうか――。

この住民は午前9時~正午、午後3~5時、夜7~10時、ひどい時には午前3時でもかまわずピアノを鳴らす。平日も週末もおかまいなしだ。他の住民が管理会社に苦情を入れたり、警察を呼んだりしたが、一度もドアを開けなかった。

家賃も払ってくれないので家主も困り果てている。それどころか夜明けにハンマーで壁をたたく音がすることもあり、部屋が壊されていないか心配だ。

明け渡し訴訟を起こすことはできるが、供託金を裁判所に収めねばならず、解決まで長ければ1年以上かかる。

上階の住民は「教育省や環境省に相談したが、責任を押し付け合うばかりで何の解決策も見つからなかった」と話した。

ある弁護士は「軽犯罪処罰法違反で処罰はできるが、10万ウォン(約1万1400円)以下の罰金刑で実効性は大きくない。慰謝料請求も時間がかかるし、家主にとっても明け渡し訴訟以外に特別な方法がない」と話した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News