【12月10日 AFP】米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)からフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平(Shohei Ohtani)が9日、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)入団を発表した。契約は、北米スポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1010億円)となった。

 二刀流の大谷がどの球団に落ち着くのかという数週間にわたる熱狂的な臆測合戦の中、大谷はインスタグラムで、エンゼルスと同都市のライバル球団入りを選択したと明かした。

 その中で大谷は「野球界に関わる全ての方やファンの皆様、決断にこれほど時間がかかってしまい申し訳ありません」「チームのために最善を尽くすこと、最高の自分であるために常に全力を尽くし続けることを誓います。現役最後の日まで、ドジャースのためだけでなく、野球界のために努力を続けたいです」と記した。

 大谷の代理人ネズ・バレロ(Nez Balelo)氏は発表文で、10年総額7億ドルの契約を発表。これはMLBのみならず、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)や米プロバスケットボール協会(NBA)の大型契約を上回るものとなった。

 MLBでの過去最高額は、エンゼルスのチームメートであるマイク・トラウト(Mike Trout)の12年総額4億2650万ドル(約615億円)、北米四大スポーツではNFL、カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)のQBパトリック・マホームズ(Patrick Mahomes)の10年総額4億5000万ドル(約650億円)だった。(c)AFP