【12月7日 AFP】パキスタン東部バハーワルプル(Bahawalpur)の動物園で6日、男性が大型ネコ科動物のおりの中で死亡しているのが見つかった。当局が明らかにした。

 バハーワルプル当局のザヒール・アンワル(Zaheer Anwar)氏によれば、園内やおりの清掃中、飼育員らは大型ネコ科動物の一頭が靴をくわえているのに気付いた。不審に思って捜索すると、おりの中で遺体を発見したという。

 パキスタンで大型ネコ科動物はトラかヒョウを指し、いずれも同園で飼育されている。

 アンワル氏は「分別ある人はおりの中に飛び込まない」として、当局は男性が「心神喪失状態」にあったとみていると述べた。

 おりの裏手には階段があり、そこから飛び込んだとみられている。飼育員全員の無事が確認されている。

 救急隊員はAFPに対し、男性は脚に重傷を負っていたと述べた。「男性の身元や現場に入った経緯は分かっておらず、調査中だ。遺体は死後数時間が経過しているようだった」と続けた。遺体の検視が行われているという。(c)AFP