【12月5日 AFP】カタールのタミム・ビン・ハマド・サーニ(Tamim bin Hamad Al-Thani)首長は5日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で続くイスラエルとイスラム組織ハマス(Hamas)との衝突をめぐり、国際社会の「恥すべき」不作為を非難した。

 首都ドーハで同日開かれた湾岸協力会議(GCC)首脳会議の冒頭でタミム氏は、「この凶悪犯罪が2か月近く続くのを国際社会が許しているのは恥ずべきことだ。この間、女性や子どもを含む罪のない民間人の組織的かつ意図的な殺害が続いてきた」と指摘した。

 カタールは、イスラエルとハマスの主要な仲介役を務めている。

 タミム氏は、戦闘を再び休止させるため「絶えず尽力している」と述べた一方で、戦闘休止は「恒久的な停戦に代わるものではない」と強調した。(c)AFP