【12月4日 AFP】米駆逐艦は3日、紅海(Red Sea)で無人機3機を撃墜した。米中央軍(CENTCOM)が明らかにしたもので、イエメン領からミサイル攻撃を受けた商船を救援した。

 米中央軍は、「本日、紅海南部の国際水域を航行中の商船3隻が4回にわたって攻撃された」と発表。「駆逐艦カーニー(USS Carney)が救難信号を受け、船舶を救援した」と説明した。カーニーに向かって飛来してきた無人機3機も撃墜したとしている。

 カーニーは、イランが支援するイエメンの反政府勢力フーシ派(Huthi)支配地域から発射されたミサイルを探知。ミサイルはバハマ船籍の貨物船の近くに着弾した。同船はその後、別のミサイルにより軽度の損傷を受けたと報告。パナマ船籍の2隻も攻撃を受けたという。

 米中央軍は、「国際通商および海洋安全保障への直接的な脅威だ」と非難した。

 フーシ派は同日、SNSで、バハマとパナマの船舶計2隻を攻撃したと発表。いずれもイスラエルの船だと主張し、「(パレスチナ自治区)ガザ(Gaza Strip)の同胞に対する侵略行為をイスラエルがやめるまで」同国の船舶への攻撃を続行すると表明した。(c)AFP