【11月28日 AFP】スイス警察は27日、首都ベルンに設置されていた自動車の速度違反取り締まり装置に不具合があり、誤って検挙され罰金が科されたケースが1か月で1万件近くに上ったと明らかにした。

 警察によると、新しく設置されたカメラ4台でソフトウエアの不具合が確認された。

 警察はウェブサイトで「2023年9月12日~10月19日で、計9604件の測定結果に誤りがあった。関係者には近日中に書簡が送られ、納付された罰金約6000件分が返金される」と説明した。

 不具合があったカメラが設置されていた4か所で、速度違反が通常よりもあまりにも多かったため気付いたという。また、検挙された人が不審に思い問い合わせることも増えていた。

 警察がスイス連邦計量・認定局(Federal Institute of Metrology)に検証を依頼したところ、実際よりも速く測定されていることが明らかになったという。

 警察は、不具合があったのは問題の4台のみだとしている。(c)AFP