【11月27日 CGTN Japanese】2023上海マラソンは26日午前、外灘(バンド)の金牛広場でスタートの号砲が鳴らされました。フルマラソンは、徐家匯体育公園のイベント広場にゴールが設けられています。2023上海マラソンの参加人数はフルマラソンが2万人、健康ジョギングが1万8000人の計3万8000人まで回復しました。

 激しい争いの末、ケニア出身のP.K.キプチュンバ選手が2時間5分35秒の記録で優勝し、8年間破られていなかった上海マラソンの大会記録を破り、中国国内で行われた男子のマラソンとしては最高の成績を記録しました。女子ではエチオピアのシラネシュ・イルガ・ダグネ選手が2時間21分28秒で優勝しました。

 上海マラソンは2020年初めに国際陸上競技連盟(IAAF)のプラチナレベルの認証を取得し、中国国内で初のプラチナレベルのマラソン大会となりました。今年のレースコースは2022年大会よりも体験性と競技性を高めています。上海市の重要なランドマークである静安寺、淮海路商店街、一大会場、新天地、龍華寺などの通過地点は残したまま、新たにコースを最適化しました。また、出場者のレース後半での体験度を高めただけでなく、ランナーのレースレベルの向上にも大きなプラスになるような改善も行われました。

 上海マラソンは2015年から最短コースを提示するブルーライン技術を導入しています。ランナーはコース上に描かれた青いガイドラインに従って走ることで、フルマラソンを最短距離で完走することができる配慮がされています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News