【11月27日 CGTN Japanese】中国科学院国家ナノ科学センターはサイエンス誌と共同で「先端ナノテクノロジーの課題トップ10」を発表しました。これは、世界のナノテクノロジー研究に指針を提供し、科学者・技術者が力を集中してナノ科学技術の課題を克服するのをけん引することを目的としています。

「先端ナノテクノロジーの課題トップ10」には、「ナノ材料の安全性はどのような特性と関係しているのか」「ナノテクノロジーは医療技術にどのような変革をもたらすのか」「可視化技術を生かしたナノ材料の表面と界面の研究をどう進めればよいのか」「ナノテクノロジーは異なるタイプの触媒の調製にどのように影響するのか」「ナノテクノロジーは電子産業の発展にどのような影響を及ぼすのか」などが含まれています。

 説明によると、「先端ナノテクノロジーの課題トップ10」は現在の世界最先端の研究、将来的な科学技術の発展、人類共通の需要を結びつけ、ナノテクノロジー分野の研究者の好奇心と自由な探究心をさらに刺激し、未来のナノテクノロジーの革新・発展の新たなトレンドをけん引することが期待されています。

 今回の「先端ナノテクノロジーの課題トップ10」の世界的な募集活動は今年4月にスタートし、期間中に中国、アメリカ、カナダ、ドイツなど20カ国以上のナノテクノロジー分野の専門家から積極的なフィードバックと回答を得たとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News