【11月25日 AFP】イスラム組織ハマス(Hamas)は24日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で事前に合意された4日間の戦闘休止に伴い、イスラエルへの越境攻撃で拉致していた人質解放の第1陣として、イスラエル人13人を含む計24人を解放した。

 イスラエル軍によれば、解放された人質はイスラエルで健康診断を受け、家族と再会する。イスラエル人13人のうち4人は子ども、6人が高齢女性だという。

 ハマスが人質を赤十字国際委員会(ICRC)の関係者に引き渡した後、ICRCの車列はガザとエジプトの検問所を通過した。

 エジプト、米国と共に人質解放交渉を進めてきたカタールは、ハマスが24日に計24人の人質を解放し、イスラエル側は拘束していたパレスチナ人39人を解放したと認めた。この中には女性や10代の少年も含まれる。

 カタール外務省の報道官は「解放されたのは、二重国籍者を含むイスラエル人13人、タイ人10人、フィリピン人1人だ」としている。

 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は、人質全員を帰還させると宣言。

「これが戦争の目標の一つだ。わが国はすべての戦争目標を達成する」と表明した。(c)AFP