【11月25日 CGTN Japanese】中国ではここ数年、ロボット分野の基礎研究や開発能力が向上しつづけ、「ロボット+産業応用」が絶えず深化しています。1~10月の中国の産業用ロボットの生産量は35万セットを突破し、サービス用ロボットの生産量は前年同期比21.7%増の644万セット近くに達しました。産業用ロボットは、国民経済における産業の60大分類と168の業種の中分類をカバーしています。

 中国の産業用ロボットの販売台数は10年間連続で世界最多で、現在は全世界の半数以上を占めています。また、中国のロボット産業の売上高の年平均増加率は2025年まで20%以上を維持する見通しです。

 中国工業・情報化部がこのほど出した「人型ロボット革新発展指導意見」は、人型ロボットがコンピュータ、スマートフォン、電気自動車など、新エネルギー自動車に続く画期的な製品になるとの見通しを示し、2025年までに量産を実現し、2027年に総合実力が世界の先進レベルに達する目標を明確に打ち出しました。

 いま、中国各地は人型ロボット分野での革新と育成に力を入れており、人と機械の相互作用、機械の視覚と運動制御などの面で際立つ成果が出ています。産業チェーンはさらに改善され、外骨格型ロボットなどの革新的製品が絶えず現れ、物流や高齢者介護、応急救援などの分野での実用化が加速しつつあります。今年の人型ロボットの市場規模は200億元(約4200億円)に達する見込みです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News