【11月12日 CGTN Japanese】北京税関傘下の首都国際空港税関はこのほど、海外からの旅客機の機内でコウモリ1匹を捕らえました。税関の職員は即時に乗客乗員に引っかき傷やかみ傷があるかどうかを確認し、機内の消毒を指導しました。コウモリは実験室に運ばれて種類の鑑定と病原体検査を受け、その結果、セロチンバットと判明しました。北京の国際空港にとって、入国した航空機の機内でセロチンバットを捕獲したのは今回が初めてです。

 セロチンバットは洞窟、岩の隙間、建物や軒、ドア、窓、壁の隙間などの環境を好んですみつき、ユーラシア大陸と北アフリカに生息しています。中国国内には4種が生息し、分布範囲は広いものの数が少ないため、珍しいということです。 

 税関によれば、セロチンバットから人間に感染するウイルス60種以上が検出されたため、乗客がかまれたり引っかかれたりした後に感染するリスクが高いです。国際線の機内でコウモリを発見した場合、直ちに乗組員と税関に連絡し、伝染病予防を行う必要があるということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News