【11月16日 AFP】フランス軍は15日、来夏のパリ五輪での安全確保に協力するため、隊員約5000人が市内に仮設テントを設営して常駐する予定だと発表した。

 パリ軍事総督を務めるクリストフ・アバッド(Christophe Abad)将軍は記者団に対し、毎年巨大な見本市が開かれることで知られ、広大な敷地がある市内東部のペルーズ・ド・ルイイ(Pelouse de Reuilly)に隊員が常駐すると話し、「パリ中心部に非常に近い」という利点や、常駐場所から派遣先への近さを評価した。

 警察および憲兵の任務強化のために派遣される仏軍の規模は不明となっているが、観測筋は約1万5000人の兵士が動員される可能性があるとみている。

 五輪とパラリンピックが7月26日から9月8日にわたって開催される期間中、警察および憲兵は約3万人、民間警備員は1万7000人が警備に当たるとみられている。(c)AFP