【11月15日 AFP】男子ゴルフのロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が14日、米国ツアー(US PGA Tour)の方針委員会を辞任した。

 PGAのジェイ・モナハン(Jay Monahan)コミッショナーらは、メジャー通算4勝を誇るマキロイが、競技に集中し、家族とより多くの時間を過ごすために委員会から離れることを決意したと声明で述べた。

 マキロイは、米ツアーとサウジアラビアが後援するLIVゴルフリーグ(LIV Golf League)による激しい戦いのさなかで、その役割に幻滅したと明かしている。

 辞任発表を前に、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)でマキロイは、委員としての役割にもはや熱意はないと話し、米ツアーとLIVゴルフの事業統合の今後を決める交渉の形成に手を貸すことは楽しみかと問われると、「特にない」と応じていた。

 マキロイは米ツアーに最も忠実な選手の一人で、LIVゴルフ参戦という巨額オファーを断ったと報じられている。しかし、今年6月に両者が事業統合して事実上この争いに終止符を打たれた際、マキロイを含む選手らは呆気にとられた。

 マキロイは後に、この提携につながる交渉については知らなかったと明かし、自身の裏で決まった取引に失望したと述べている。(c)AFP