【11月14日 AFP】訪米中のインドネシアのジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領は13日、ホワイトハウス(White House)でジョー・バイデン(Joe Biden)大統領と会談し、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での「残虐行為」を終わらせるため、停戦に向け働き掛けを強めるよう訴えた。

 今回の会談は当初、今週のバイデン氏と習近平(Xi Jinping)中国国家主席との会談をにらみ、米・インドネシア関係の強化をアピールする狙いがあったが、イスラエルとイスラム組織ハマス(Hamas)の紛争も話題に上った。

 ジョコ氏は「インドネシアは米国に対し、ガザでの残虐行為をやめさせるよう一段の働き掛けを求める」と述べ、「人道的観点から停戦は必須だ」と訴えた。

 これに対しバイデン氏は、インドネシアとの2国間関係を最高レベルの「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げする計画について言及するにとどめた。メモを見ながら、「両国関係は新時代を迎える」と語った。

 インドネシアは世界最大のイスラム教国。(c)AFP