【11月7日 AFP】米ニューヨーク市で6日、ユダヤ人団体がリバティー島(Liberty Island)にある自由の女神像(Statue of Liberty)を平和的に占拠し、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への攻撃に抗議し、停戦を求めるデモを行った。

「ユダヤ人は今すぐ停戦を求める」などのメッセージが入った黒いTシャツ姿の人々は、「世界中が見ている」「パレスチナ人は自由であるべき」などと書かれた横断幕を自由の女神像の下で掲げた。

 地元選出の議員らと並んでいた写真家のナン・ゴールディン(Nan Goldin)氏は、「ガザの人々が悲鳴を上げている限り、私たちはもっと大きな声を上げなければならない」と訴えた。

 デモを主催したのは、イスラエルによるシオニズム運動に反対するユダヤ人団体「平和へのユダヤ人の声(Jewish Voice for Peace)」。同団体は10月下旬にも、市内のグランド・セントラル(Grand Central)駅を占拠するデモを主催し、数千人が参加した。

 また、今月4日に首都ワシントンで行われたデモには、同団体の動員した参加者を含め数万人が集まった。参加者らはガザでの即時停戦を求めるとともに、米政府のイスラエル支援政策に抗議の声を上げた。(c)AFP