【11月13日 AFP】23-24アルペンスキーW杯は12日、女子回転第2戦がフィンランド・レヴィ(Soelden)で行われ、ミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)が自身の最多勝利記録を更新する通算89勝目を挙げた。

 気温マイナス13度の寒さの中、1本目は前日の第1戦を勝利したペトラ・ブルホバ(Petra Vlhova、スロバキア)が大きなリードを奪ったが、2本目ではミスが出て最後まで滑れず。シフリンがその隙を突き、レオナ・ポポビッチ(Leona Popovic、クロアチア)と0秒18差で優勝した。ドイツのレナ・デュール(Lena Duerr)が0秒30差で3位に入った。

 前週の練習中に膝を打撲したシフリンだが、「滑っている最中は痛みはなかった。この11日間、練習できなかったというだけ」とコメント。ブルホバについては、最高の滑りをしていたと称賛し、「彼女が勝つべきだったと感じるし、みんな同じ考えだと思う。自分としては表彰台にも上がれたし、2位でもかなり満足だった。今回は私に運があった」と話した。

 一方、スイス・ツェルマット(Zermatt)と伊チェルビナイア(Cervinia)で予定されていた男子初戦の滑降第2戦は、大雪と強風のため前日に続いて中止となった。今季の男子W杯はこれで3戦連続の中止で、開幕に遅れが生じている。(c)AFP