【11月10日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)当局は10日、イスラエル軍がガザ市(Gaza City)にある同地区最大の病院を攻撃し、13人が死亡したと発表した。

 当局は、「イスラエル軍によるきょうのシファ(Al-Shifa)病院攻撃で、13人が殉教し、数十人が負傷した」との声明を出した。AFPは現時点で、死者数の裏付けを取れていない。

 シファ病院の院長は「イスラエルの戦車」が病院を砲撃したと話した。一方、イスラエル軍からのコメントはまだない。

 イスラエル軍はこれまで、ハマスがイスラエル軍への攻撃拠点や司令官の隠れ家として、シファ病院をはじめとする医療機関を利用していると繰り返し非難してきた。

 ハマス当局と医師らは、イスラエル側のこの主張を否定している。(c)AFP