【11月9日 AFP】欧州プロクラブラグビー(EPCR)のドミニク・マッケイ(Dominic McKay)会長は8日、2028年からクラブW杯(Rugby Club World Cup)を開催する可能性があると示唆した。

 今週、フランス・トゥールーズ(Toulouse)で行われたヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ(European Rugby Champions Cup)など欧州カップ戦関係者向けの会議後にマッケイ氏は、「クラブW杯に対する紛れもない温かみがあった。フランスと英国の多くのクラブがわれわれを非常に熱心に後押ししてくれた」と述べた。

 移動やフォーマット、日程の違いなどを挙げて「複雑なプロジェクトであることは承知している」と述べたマッケイ氏は、「われわれは、意味がある、規則性のある大きなことを成し遂げたいと考えている。可能であれば、2028年、2032年に実行することを検討している」と述べた。

 マッケイ会長によると大会は2段階に分けられ、フランスリーグ・トップ14やイングランド・プレミアシップ、そしてアイルランドやウェールズ、スコットランド、イタリア、2021年からは南アフリカの4チームも参加しているユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ(URC)のチームによるグループステージの第一段階がまず行われ、第二段階ではそこから勝ち上がったチームが南半球の強豪チームと対戦することになる。

 マッケイ会長は、EPCRと南半球側は「建設的な交流」を行ってきていると話した。(c)AFP