【11月9日 AFP】韓国南部・慶尚南道(South Gyeongsang Province)の農産物流通センターで、40代の男性が産業用ロボットに押しつぶされて死亡した。扱っていた箱と男性を区別できなかったとみられる。聯合ニュースが8日、報じた。

 男性はロボットメーカーの検査員で、センサーの動作確認を行っていた。

 聯合ニュースが警察筋の情報として報じたところによると、ロボットはパプリカが入った箱を持ち上げてパレットに載せるものだったが、誤作動で男性を箱と認識したとみられている。

 ロボットのアームが男性の上半身をベルトコンベヤーに押し付け、顔と胸を押しつぶした。

 男性は搬送先の病院で死亡した。

 韓国では3月にも、自動車部品工場で働いていた50代の男性がロボットによって挟まれて重傷を負う事故が起きている。(c)AFP