【11月9日 AFP】ラグビー南アフリカ代表のナンバー8で、2度のラグビーW杯(Rugby World Cup)優勝を誇るドウェイン・フェルミューレン(Duane Vermeulen)が、現役引退を表明した。南アフリカラグビー協会(SARU)が8日、発表した。

 37歳のフェルミューレンは、10月のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)決勝のニュージーランドに先発し、自身2度目の優勝を果たした。また、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)決勝のイングランド戦ではマンオブザマッチの活躍を見せた。

 SARUのマーク・アレキサンダー(Mark Alexander)会長は、「ドウェインは南アラグビー界の真の猛者の一人として永遠に評価されるだろう。スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)にとって素晴らしい戦力であるだけでなく、常にベストを尽くす多面的な選手だった」とたたえた。

 フェルミューレンはテストマッチ4試合で主将を務め、ナンバー8としては歴代最多キャップを誇っている。
 
 フェルミューレンは、スーパーラグビー(Super Rugby)在籍時のチーターズ(Central Cheetahs)やストーマーズ(Stormers)、ブルズ(Bulls)でプレー。また、フランスリーグ・トップ14のRCトゥーロン(RC Toulon)や日本のクボタスピアーズ(Kubota Spears、現クボタスピアーズ船橋・東京ベイ<Kubota Spears Funabashi Tokyo Bay>)、アイルランドのアルスター(Ulster)にも所属した。

 2012年のオーストラリア戦で代表デビューを飾ると、14年と20年には南アフリカの年間最優秀選手賞を受賞した。(c)AFP