【11月8日 AFP】男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が、息子チャーリー(Charlie Axel Woods)君が出場するジュニア大会でキャディーを務め、来月の復帰に期待を抱かせている。

 4月のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2023)を途中棄権し、足首を固定する手術を受けて以降は公式戦から離れているウッズは、復帰の具体的な日程を明らかにしていないが、前週末は3日間のジュニア大会で息子のゴルフバッグを担ぎ、復帰できる状態へ体が近づいていることをうかがわせた。

 12月に48歳となるウッズは、前週には自身の設計したコースが初めてツアーで使用されるということで、メキシコでの大会にも登場し、長い階段を苦もなく下って同胞スチュアート・シンク(Stewart Cink)ら選手のもとを訪れている。シンクはウッズが「活動モード」に入っており、練習を再開していることを明かしている。

 ウッズとチャーリー君は、ここ3年は12月に親子大会のPNC選手権(2022 PNC Championship)にも出場している。今年は12月14日から17日に開催されるこの大会では、カートが使える。また11月30日から12月3日にかけて開催され、ウッズがホストを務めるヒーロー・ワールドチャレンジ(2023 Hero World Challenge)も出場枠がまだ残っている。

 さらにウッズについては、自身も立ち上げに関わったバーチャルゴルフ大会「テックゴルフリーグ(TGL)」で、ジュピター・リンクス・ゴルフクラブ(Jupiter Links Golf Club)というチームの共同オーナーと選手を務めることも明らかになった。

 TGLはウッズがロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)とともに立ち上げた大会で、ジュピター・リンクス・ゴルフクラブは6番目にして最後の参戦チーム。ウッズの会社TGRベンチャーズ(TGR Ventures)が、米メジャースポーツのすべてでチームを保有している投資家のデビッド・ブリッツァー(David Blitzer)氏とチームと共同保有する。

 大会は米フロリダ州パームビーチガーデンズ(Palm Beach Gardens)の特設会場で、実際のグリーンとスクリーンを用いたシミュレーターを使って実施する。試合は来年1月9日から始まる。(c)AFP