【11月7日 AFP】サッカーチェコの最下部リーグで先週、同一チームの16選手が一挙にイエローカードを受けるという、同国スポーツ史上に残る珍事が起きた。

 4日に行われたソコル・リボホバニ(TJ Sokol Libochovany)との一戦で、ソコル・ウーポフラビ(TJ Sokol Upohlavy)は0-6のビハインドから82分に1点を返すと、ピッチにいた選手11人全員がセレブレーションでユニホームを脱ぎ、イエローカードを提示された。その際には控え選手5人もベンチから飛び出し、同じくユニホームを脱いで同様の処分が下された。

 ウーポフラビは最終的に2-6で敗戦。チームは試合後、フェイスブックに「前回の試合は、自分たちらしい試合ではなかったが、選手たちは世界記録を樹立したかもしれない」と投稿し、「パフォーマンスが下回ったとき、残されているのはユーモアのセンスだ」ともつづった。

 選手たちがユニホームを脱いで背番号が確認できなかったため、その時点でレフェリーは個々の選手にイエローカードを提示しなかったが、マッチレポートには記載していた。地元メディアで拡散されたマッチレポートの写しには、ウーポフラビの各選手の名前の横に黄色い四角のマークが入っていた。(c)AFP