【11月6日 AFP】自転車ロードレース、ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム(2023 Tour de France SAITAMA Criterium)が5日、さいたま市で行われ、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)が、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2023)王者のセップ・クス(Sepp Kuss、米国)とのスプリント勝負を制し、優勝を飾った。

 約60キロの市街地周回コースで争われたレースで、2度のツール・ド・フランス(Tour de France)制覇を誇るポガチャル、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のクス、そしてロードレースからの引退を表明しているツール・ド・フランス クリテリウムレジェンズ(Tour de France Criterium Legends)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)が、残り約6キロ地点で抜け出した。

 最終周を前にクスが仕掛けると、ここでサガンが脱落してポガチャルとの一騎打ちになったが、2人がゴールに突き進む中、より力を残していたポガチャルが腕を回して喜びながらフィニッシュラインを迎えた。

 サガンが3位に入り、チームメートのマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)が4位に続いた。(c)AFP