【10月31日 AFP】オーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)は31日、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)での惨敗を受け、エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)の辞任の申し出を受け入れたと発表した。

 ジョーンズHCは今年1月の就任後、テストマッチ9試合でわずか2勝にとどまり、ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)としては史上初となるW杯プールステージ敗退という最低の成績に終わったことで、退任するのではないかという臆測が飛び交っていた。

 W杯のプールステージでワラビーズは69年ぶりにフィジーに敗れると、ウェールズにも完敗。また、ジョーンズHCが若手を中心とした選手選考により長年主将を務めたマイケル・フーパー(Michael Hooper)やクエイド・クーパー(Quade Cooper)を含むベテランを落選させたことでも、痛烈な批判にさらされていた。

 豪ラグビー協会によると、ジョーンズHCは11月25日に正式に職を辞すことになる。また、後任については今後発表されることになるという。

 地元メディアは、元豪代表のスティーブン・ラーカム(Stephen Larkham)氏や、イングランド・プレミアシップのレスター・タイガース(Leicester Tigers)で指揮を執るダン・マッケラー(Dan McKellar)氏を後任候補に挙げている。(c)AFP