【10月29日 AFP】23F1第20戦メキシコシティGP(Mexico City Grand Prix 2023)は28日、予選が行われ、フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が自身でも予想外と認めるポールポジションを獲得した。

 混乱した展開の予選は、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がポールポジションをつかむかに思われたが、Q3に入るとフェラーリが急激にペースを上げ、誰をも驚かせた。

 ルクレールは1分17秒166の最速タイムを記録し、0秒067差の2番手につけたカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)とともに、フェラーリがフロントローを独占した。

 3回のフリー走行でライバルを圧倒していたフェルスタッペンは、フェラーリ勢が最後にペースアップする中でトップを守れず、まさかの3番手となった。

 アルファタウリ(AlphaTauri)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が4番手に食い込み、地元期待のレッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が5番手、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が6番手、マクラーレン(McLaren)のオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が7番手となった。

 以下はメルセデスAMGのジョージ・ラッセル(George Russell)、バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)と周冠宇(Zhou Guanyu、チョウ・グアンユー)のアルファロメオ(Alfa Romeo Racing)勢が続いた。10番手以内のうち、ハミルトンはイエローフラッグ無視、ラッセルとフェルスタッペンはピットレーンでの他車の走行妨害の疑いでスチュワードによる調査対象となった。

 アルファタウリの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は15番手だった。(c)AFP