【10月27日 AFP】イタリアサッカー連盟(FIGC)は26日、イングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に所属するイタリア代表MFサンドロ・トナーリ(Sandro Tonali)に対し、賭博に関する違反で10か月の出場停止処分を科すと発表した。

 23歳のトナーリは7月にニューカッスルに加入する前に、前所属クラブのACミラン(AC Milan)の試合などで、複数回にわたり賭博を行った。

 調査に協力したため、3年に及ぶ可能性もあった処分の期間は短縮されたが、プレミアリーグの今季の残り試合に加え、イタリア代表が本大会出場を決めた場合も来夏の欧州選手権(UEFA Euro 2024)には出られない。

 代理人によればギャンブル依存症に苦しんでいるというトナーリについて、ニューカッスルを率いるエディ・ハウ(Eddie Howe)監督は先日、クラブとしてサポートしていく意向だと明かし、「われわれは彼をチームの一部として長期的に見ている」と話していた。

 先日の代表ウイーク中に発覚したギャンブル問題で出場停止処分を受けたイタリア人選手はトナーリが2人目で、ユベントス(Juventus)のMFニコロ・ファジョーリ(Nicolo Fagioli)も7か月の処分を科されている。(c)AFP