【10月26日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は25日、訪問先のエジプトで、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に「大規模」な地上侵攻を行うのは「誤り」だと述べ、民間人に危害が及ぶ上、イスラエルの長期的な安全保障にはつながらないとの認識を示した。

 中東を歴訪中で、同日エジプトの首都カイロを訪問したマクロン大統領は、アブデルファタハ・シシ(Abdel Fattah al-Sisi)大統領と会談。シシ氏も、ガザへの地上侵攻が起きれば「実に多くの民間人の犠牲者」が出るとして、回避する努力を呼び掛けた。

 マクロン氏はシシ氏との会談後、「民間人の命を危険にさらすことになる大規模な介入は誤りだ」と指摘。また、イスラエルが地上侵攻に踏み切っても、長期的な安全は得られない上、民間人の保護や国際人道法および戦争法規の尊重と矛盾するため、同国にとっても誤りになるとの考えを示した。

 その上でマクロン氏は、ガザ地区内の病院を支援するため、仏海軍の船舶を48時間以内に派遣すると発表した。

 マクロン氏はさらに、イスラエルとパレスチナ間で長年停滞している「2国家共存の解決策」に支持を示すシシ大統領に同調した。その一方で、和平プロセスの再開については、「これまで以上に必要性が高まっている」ものの、「その協議は現時点では難しい」と認めた。(c)AFP