【10月24日 AFP】米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)戦略広報調整官は23日、中東にある米軍基地への攻撃をイランが「積極的に支援している」と非難した。さらに、米国からイスラエルに少数の軍事顧問を派遣したことも認めた。

 18日以降、イラク国内にある米軍基地3か所に対するロケット弾および無人機攻撃が少なくとも計5回発生している。

 カービー氏はホワイトハウス(White House)で開いた記者会見で、イランがパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)とレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)への支援を続けていると指摘。

 その上で、イランが「場合によっては積極的に攻撃を支援し、自身やイランの利益のために紛争を利用したいと考えている他者をあおっていることをわれわれは知っている」と述べた。

 また米国は、ハマスによる大規模攻撃を受けたイスラエルに対して防衛支援を約束している。これに関連しカービー氏は、米国から「数人」の軍事顧問がイスラエルに派遣されたことを認め、「イスラエルが現在行っている、あるいは今後行う可能性のある作戦」の経験者だと説明した。(c)AFP