【10月28日 AFP】深刻な干ばつに見舞われているブラジルのアマゾン(Amazon)川で水位の低下により、普段は水没している古代に彫られた人の顔が川岸に露出した。約2000年前に彫られた可能性があるとされる。

 岩に刻まれた人の顔があるのは、アマゾン最大の都市マナウス(Manaus)に近い支流のネグロ(Negro)川沿いのプライアダスラジェス(Praia das Lajes)と呼ばれる川岸。2010年、やはり干ばつに見舞われた際に初めて発見された。

 彫られている顔は長方形や楕円(だえん)形などさまざまで、表情も笑顔から険しい顔までバラエティーに富んでいる。

 歴史学者で国立歴史美術遺産院(Iphan)会員のベアトリス・カルネイロ(Beatriz Carneiro)氏は、この地域に最初期に居住した人々を理解する上で「計り知れない」価値があると話す。

 アマゾンの今年の乾期はエルニーニョ(El Nino)現象の影響が重なり、雨量が一段と減少。ネグロ川では先週121年ぶりの低水位を記録した。

 カルネイロ氏は「干ばつの深刻化で、この遺跡が再び姿を現した。川が流れを取り戻し、彫刻部分が水没した方が、われわれが保存を試みるよりも、はるかによく保存できる」と語った。(c)AFP