【10月23日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相との間で、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への人道支援物資の搬入継続で合意した。ホワイトハウス(White House)が22日、明らかにした。

 ホワイトハウスによれば、両首脳は電話会談で「必需品のガザへの搬入継続を認めた」としている。

 支援物資を積んだ20台のトラックが前日、ガザとエジプトの境界にあるラファ(Rafah)検問所を通過したのに続き、この日はさらに17台のトラックがガザ入りした。

 エジプトメディアは、23日にはさらに40台がガザに入るとの見通しを報じている。ただ、国連(UN)は、ガザ住民240万人のニーズを満たすには1日100台分の物資が必要だとしている。

 イスラエルは15日、ガザ南部への給水を再開したが、これまでのところ燃料は届けられていない。

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリニ(Philippe Lazzarini)事務局長は22日、燃料は「3日以内」に尽きると警告。「燃料も水もなく、病院も機能していない。切迫した状況にある多くの市民に援助が届かない」と訴えた。(c)AFP