【10月17日 CGTN Japanese】X(旧ツイッター)アカウントのホール・マーズ・カタログはこのほど、電気自動車(EV)専門メディアのクリーンテクニカが発表した世界EV販売台数ランキングを取り上げ、「トップ10にはもはや伝統的な自動車メーカーはいない」と投稿しました。米EV大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、その投稿に対し、「われわれの経験に基づくと、中国の自動車メーカーが最も競争力がある」とコメントしました。

 同ランキングによりますと、2023年1~8月の世界EV販売台数トップ10は、テスラのモデルY、比亜迪(BYD)の宋(Song)シリーズ、テスラのモデル3、BYDの秦(Qin)シリーズ、BYDの元(Yuan)Plus(ATTO 3含む)、BYDの海豚(DOLPHIN)、広汽埃安(GAC Aion)のAion S、五菱宏光のMINI EV、BYDの漢(Han)シリーズ、 GAC AionのAion Yの順です。

 マスク氏は今年5月下旬、ツイッター(当時)への投稿で、かつて嘲笑してきたBYDについての見方が大きく変わったことを明らかにしました。同氏は「それは何年も前(2011年)のことだ。最近の彼らの車は競争力が非常に高くなっている」とコメントしました。

 マスク氏は、テスラの昨年第2四半期決算発表後の投資家との質疑応答で「中国のEVメーカーとの市場競争」について聞かれ、中国のEVメーカーを非常に尊重しているとし、「彼らはとても賢くて勤勉だ。競争力のない企業は衰退するに違いない」と述べ、「現時点で中国最高のEVメーカーは実はテスラ中国だ」と付け加えました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News