【10月17日 AFP】エジプト・アリーシュ(El-Arish)で待機していた支援物資を積んだ車列が17日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)南部のラファ(Rafah)検問所に向けて出発した。援助団体が明らかにした。

 援助団体「マーサル(Mersal)」を運営するヘバ・ラシド(Heba Rashed)氏は、「ターミナルに到着し次の段階を待っている」と述べた。別の援助団体職員によると、さらにトラック数百台がラファに向かう海岸沿いの40キロの道のりを進んでいる。

 ラファも攻撃にさらされており、ガザと国境を接するエジプトは検問所を閉鎖している。そのため支援物資が届けられず、ガザからエジプト側に退避することもできない状態となっている。

 赤新月社(Red Crescent)も、エジプト側の検問所付近に支援物資を積んだ車列が集結していることを認めた。エジプト赤新月社の職員は「いつ通過できるか分からないが、ラファに向かうよう言われた」と話した。

 イスラエルに対し、ガザ地区に安全な回廊を設置するよう求める声が高まる中、エジプト東部のシナイ半島(Sinai Peninsula)にはここ数日、複数の国・機関からの支援物資が集まってきている。(c)AFP