【10月17日 AFP】ベルギーの首都ブリュッセルで16日夜、スウェーデン人2人が銃撃され死亡した。連邦検察はテロ事件として捜査を開始した。

 容疑者はスクーターで逃走。治安当局はテロ警戒レベルをブリュッセル市内については最高度のレベル4、ベルギー全土ではレベル3に引き上げた。

 連邦検察の報道官はニュースチャンネルのLN24で、SNSに投稿された動画で実行犯と称する人物がイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に触発されたと主張していると明らかにした。

 アレクサンダー・デクロー(Alexander De Croo)首相は、スウェーデンの首相と遺族に哀悼の意を表すとともに、「緊密なパートナー国として、テロとの戦いは共同で行われる」と表明した。

 ブリュッセルではこの日、サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)予選のベルギー対スウェーデン戦が行われた。ベルギーの複数メディアによると、試合直前に銃撃された2人は、スウェーデン代表のユニホームを着ていた。事件を受け、試合はハーフタイムで中止された。(c)AFP