【10月17日 AFP】ラグビーオーストラリア代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は17日、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)でプールステージ敗退に終わるなど不振にあえぐワラビーズ(Wallabies、豪代表の愛称)にとどまることを明言し、日本代表指揮官に復帰するとの報道を否定した。

 デイブ・レニー(Dave Rennie)前HCから悲惨な結果が続いていた豪代表の指揮官を引き継いだ際には、チームの救世主と歓迎されたジョーンズHCは、「私はここにとどまる。これまでも常に豪ラグビーの仕事に集中してきたし、それ(豪ラグビー)をより良い状況に置きたい」と述べた。

 チームと4年間の高額契約を結んだ直後には、強気なFWとしてプレーしていた現役時代さながらに、ラグビー界最大のトロフィー「奪還作戦」をもくろみ今年のW杯制覇を予言していたが、ワラビーズはW杯でチーム史上最低の結果となるプール敗退に終わるなど、就任後は9戦中7敗と低迷している。

 オーストラリアがW杯のフィジー戦でまさかの番狂わせを喫してプール敗退の危機に立たされていた中で、すでに次の移籍先を模索しているとの臆測が流れ始めていたジョーンズHC。大会前には日本代表HC就任に向けて秘密裏に面接を受けていたとも伝えられたが、その報道は否定し、自分には「物事をひっくり返す能力」があると述べ、これからも豪代表チームの仕事に全力を尽くすと強調した。(c)AFP