【10月16日 AFP】パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は15日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)の方針や行動は「パレスチナ人を代表するものではない」と主張した。パレスチナ通信が報じた。

 アッバス氏は南米ベネズエラのニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領との会談の中で、パレスチナ解放機構(PLO)がパレスチナ人全体を代表する唯一の正統な組織だと述べた。

 ベネズエラ外務省によると、マドゥロ氏はアッバス氏と、イスラエルによる「無差別攻撃」を受けたガザ地区の「惨状」について協議。「パレスチナの大義および自治政府を無条件で支持する」と改めて表明し、30トンの人道支援物資を数日中に提供すると申し出た。

 両首脳は「即時停戦と人道回廊の設置」および「国際的な合法性」の回復を求めることで合意した。(c)AFP