【10月14日 AFP】ドイツ・バイエルン(Bavaria)州で13日午前3時15分ごろ、警察の検問を回避しようとした小型バスが横転し、子ども1人を含む7人が死亡した。16人が負傷し、うち数人は重体だという。乗っていたのは移民とみられる。

 警察によると、現場はオーストリア国境から約50キロの地点。ミュンヘン(Munich)に向かっていた9人乗りの小型バスには23人が乗っていたという。

 車は、連邦警察による検問を避けるために急発進。運転手は時速180キロまで加速した後、ハンドル操作を誤り、車体が数回横転して横倒しになった。

 検察は、運転していたのは密入国のあっせん業者とみており、殺人容疑で刑事捜査を開始したと明らかにした。

 警察によれば、あっせん業者とみられる運転手は負傷している。

 警察はAFPに対し、「死亡した中には6歳の子どももいる」と説明したが、子どもの性別や国籍については明らかにしなかった。これまでの情報から、同乗していたのはシリア人とトルコ人だとされる。(c)AFP/Christof STACHE with Deborah COLE in Berlin