【10月14日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)のジェームズ・ハーデン(James Harden)は13日、ダリル・モリー(Daryl Morey)球団社長との関係修復は不可能だと語った。

 ハーデンは、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)へのトレードを期待して2023-24シーズンのプレーヤーオプションを行使したが、取り引きが成立しなかったことでモリー氏との関係が悪化。8月に中国で行われたイベントではモリー氏を「うそつき」と呼び、同氏がいる球団の一員にはならないと発言していた。

 先週チームに合流して以来、初めて口を開いたハーデンは「信頼関係の崩壊。結婚とかと同じだ」と話しつつ、「自分としてはきょうここに来て一生懸命練習し、プロとして必要なことや、自分が15年間ずっとやってきたことをするだけだ」と語った。

 モリー氏とはヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)時代からの間柄のハーデン。球団の「フロント」とは何年も良好なコミュニケーションを取れていたが、昨季のイースタンカンファレンス準決勝でボストン・セルティックス(Boston Celtics)に敗れた後から「何のコミュニケーションもなくなった」と主張している。

 通算10度のオールスター選出を誇るハーデンは、これまでの14年間で1試合平均24.7得点、7.0アシスト、5.6リバウンド、1.5スティールを記録。得点王には3度輝き、昨季もアシスト数でリーグトップとなった。(c)AFP