【10月12日 AFP】スイスのベルン大学(University of Bern)は、パレスチナのイスラム組織ハマス(Hamas)によるイスラエルへの奇襲について、肯定的なコメントをX(旧ツイッター)に投稿した講師を停職処分にした。

 ベルン大学は現地通信社に対し、この講師の投稿は「容認できない」ものだったと述べた。

 報道によると、講師の投稿は2本あり、ハマスの奇襲を「これ以上ない最高の誕生日プレゼント」とたたえるものと、攻撃がユダヤ教の休息日に当たる土曜日に行われたことを皮肉るものだった。2本ともその後削除された。

 大学側は、状況を徹底的に評価した後、「直ちに」講師を停職処分にしたと述べた。

 また、投稿は法律に違反している可能性もあるとして、スイス当局も調査している。

 処分を受けた講師はスイス紙「20ミヌーテン」に対し、「民間人に対する暴力やユダヤ人に対する攻撃を常に強く批判してきた」「イデオロギー上の理由から、ハマスやそれに類する組織の方針は、根本から否定している」と述べた。(c)AFP