【10月10日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)のビクター・ウェンバンヤマ(Victor Wembanyama)は9日、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)とのプレシーズンゲームでデビューを飾り、20得点を挙げて印象を残した。試合はスパーズが121-122で敗れた。

 6月のNBAドラフトでスパーズから全体1位指名を受けたウェンバンヤマは世代を超えた才能として注目を集めており、敵地での惜敗の中でも見事なスキルで輝きを放った。

 わずか19分ほどの出場時間の中で13本中8本のシュートを沈めて20点、5リバウンド2スティール1ブロックを記録したウェンバンヤマは、加入後にNBAを騒がせている2メートル20の体格と技術のコンビネーションを垣間見せた。

 ウェンバンヤマは初戦のパフォーマンスに満足した様子で、「試合に関しては思っていた通り。前半は素晴らしいシーケンスがあったから、かなり期待している」とし、「自分はルーキーだからやるべきことはハードにプレーし、100パーセントを出しきること。常にエネルギーを注ごうと心掛けた。でも、もっとできると思う」と述べた。

 スパーズは次のプレシーズンゲームでマイアミ・ヒート(Miami Heat)との対戦を13日に控えている。新シーズン初戦は25日にホームで行われるダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)戦となっている。(c)AFP