【10月10日 AFP】カンボジア保健省は9日夜、2歳の女児が鳥インフルエンザで死亡したと発表した。同国での死亡例は2日間で2件目。

 保健省によれば、同日実施された検査で、東部プレイベン(Prey Veng)州に住むこの女児は鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスの陽性反応を示した。

 同省は、2歳の女児の自宅でニワトリが何羽か死んでいたとし、状況について調査中だとしている。

 当局は8日、隣接するスバイリエン州(Svay Rieng)で50歳の男性が鳥インフルで死亡したと発表していた。

 カンボジアで今年、鳥インフルによる死亡例が確認されたのは、2月に11歳の少女が死亡して以来、3件目。

 鳥インフルエンザのヒトへの感染は通常、感染した鳥との直接接触で発生する。

 保健省は改めて国民に注意を促し、衰弱している家禽(かきん)や死んだ家禽を食べないよう呼び掛けている。

 哺乳(ほにゅう)類の鳥インフル感染が確認されたことを受け、世界保健機関(WHO)は警戒を促す一方、ヒトが感染する可能性は低いと強調している。(c)AFP