【10月7日 AFP】アルジェリア保健省は5日、同国系住民が多いフランスでトコジラミ(ナンキンムシ)の目撃情報が急増している事態を受け、トコジラミの侵入に対する「予防措置」を講じる方針を明らかにした。

 保健省は、さまざまな害虫の侵入防止対策とともに「衛生警戒システム」を始動すると発表。

 対策として「飛行機、船舶、陸上輸送手段の検査と消毒、疫学的モニタリングの強化」などを行い、まずは「空港、港湾、国境検問所の清掃と消毒、害虫が入り込みやすい手荷物や商品の検査と消毒」を実施するとしている。

 フランス発アルジェリア着の航空便は1日数十便あり、両国間を結ぶフェリーも運航している。(c)AFP