【10月6日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)で昨季のレギュラーシーズン最優秀選手(MVP)に輝いたフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)のジョエル・エンビード(Joel Embiid)が5日、来年のパリ五輪に米国代表として出場する意向を表明した。

 16歳のときから米国に在住している29歳のエンビードは、母国カメルーンとフランスの代表資格も有していたが、スター選手が勢ぞろいするとみられる米国代表チームへの参加を選択した。

 米スポーツ専門チャンネルESPNによると、エンビードはこの日、米代表チームのマネジングディレクターを務めるグラント・ヒル(Grant Hill)氏に決断を伝えたという。

 エンビードは、3か国の選択肢で悩んだとしながらも、五輪出場が「夢と目標」であったことや、息子が米国で生まれたことなどを踏まえ、米代表を選択したと説明した。

 先日のワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2023)ではメダルを逃し、5連覇が懸かる五輪で立て直しを目指す米代表では今週、レブロン・ジェームズ(LeBron James)やケビン・デュラント(Kevin Durant)、ステフェン・カリー(Stephen Curry)といったスターがこぞってパリ大会出場の意向を表明していた。

 213センチの長身を誇るエンビードは昨季、1試合平均33.1得点、10.2リバウンド、4.2アシストの大活躍を見せた。(c)AFP