【9月18日 AFP】ブルガリア国防省は18日、領内で初めて爆発物を搭載した無人機が黒海(Black Sea)に面した町で見つかり、海軍の専門班が爆破処理を行ったと発表した。

 同省によると、17日にチュレノボ(Tyulenovo)のホテル関係者から、大型の無人機のような物体が打ち上げられていると通報があり、専門班が出動。「調査の結果、無人機の残骸に82ミリ迫撃砲弾が取り付けられているのが見つかった」という。

 砲弾の様子から動かすのは不可能と判断されたことから、同班が現場で制御爆破処理を実施したとしている。

 トドル・タガレフ(Todor Tagarev)国防相は報道陣に対し、「われわれは当然、ロシアがウクライナに仕掛けた戦争に関連するものだとみている」と述べ、「この戦争はいや応なしに、われわれの安全保障にとってのリスク増大を招いている」と指摘した。

 ウクライナ侵攻開始以降、ブルガリア海軍は領海内で見つかった四つの機雷の爆破処理を行っているが、爆発物を搭載した無人機が発見されたのは今回が初めて。(c)AFP