【9月17日 AFP】ブラジルで警察官が停止を指示した車に発砲する事件があり、撃たれた3歳女児が16日、死亡した。当局が明らかにした。

 死亡したのはエロイーザ・ドス・サントス・シルバ(Heloisa dos Santos Silva)ちゃん。リオデジャネイロ近郊のドゥケデカシアス(Duque de Caxias)の保健当局によると、エロイーザちゃんは銃撃による負傷で9日にわたって治療を受けていたが、16日の朝に死亡した。

 親族や目撃者の証言によると、エロイーザちゃんと家族は9月7日、車で帰宅途中、連邦高速道路警察に停止するよう指示された。その直後に警官に発砲され、エロイーザちゃんは首と肩に銃弾を受けた。

 連邦検察によると、エロイーザちゃんの父親は15日、車を停止させようとした時に警官が発砲したと供述。関与した警官3人を逮捕するよう求めている。

 警官3人は、車が盗難車として登録されていたため追跡していたと説明している。

 現地メディアによると、発砲した警官は、銃声が聞こえたので、エロイーザちゃん一家の車から撃たれたと思ったと供述している。一方、エロイーザちゃんの家族と目撃者は、警官以外は発砲していないと証言している。

 検察は、連邦警察に捜査を要請している。(c)AFP