【9月9日 AFP】(更新、写真追加)モロッコで8日深夜、マグニチュード(M)6.8の地震が発生した。内務省は少なくとも632人が死亡、329人が負傷したと発表した。

 米地質調査所(USGS)によると、発生時刻は8日午後11時11分(日本時間9日午前7時11分)。震源は観光地マラケシュ(Marrakesh)の南西72キロの地点。震源の深さは18.5キロ。

 モロッコメディアは「同国史上最大」の地震だと報じている。

 内務省は、暫定報告によると、地震による死者はアルホウズ(Al-Haouz)、マラケシュ、ワルザザート(Ouarzazate)、アジラル(Azilal)、シシャワ(Chichaoua)、タルーダント(Taroudant)などで計632人に上るとしている。負傷者329人のうち51人は重体。

 揺れは、海岸部にある首都ラバト、カサブランカ(Casablanca)、エッサウィラ(Essaouira)でも感じられた。

 隣国アルジェリアでも感じられたが、同国当局は死傷者や被害は確認されていないとしている。(c)AFP