【9月9日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2023)は8日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-2、7-6(7-4)のストレートでノーシードのベン・シェルトン(Ben Shelton、米国)に快勝し、歴代最多に並ぶ四大大会(グランドスラム)通算24勝目に向け、大会通算10度目の決勝進出を決めた。

 ジョコビッチは20歳のシェルトンの快進撃を阻止し、決勝ではもう一つの準決勝を戦う第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)と第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)の勝者を迎え撃つ。相手がアルカラスに決まれば、今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)決勝の再現となる。

 全米オープンでの通算100試合目を勝利で締めくくり、シェルトンの電話セレブレーションをまねたジョコビッチは、「また一つグランドスラムの決勝に進めた。これ以上の喜びはない」とコメントした。

 36歳のジョコビッチが優勝すれば、オープン化以降では全米オープン男子シングルスでの最年長記録となり、グランドスラムのタイトル獲得数でも男女通じての歴代最多記録を持つ女子の伝説的選手マーガレット・コート(Margaret Court)に並ぶ。

 ジョコビッチはまた、同一シーズンにグランドスラム4大会の全てで決勝進出を果たすのはこれがキャリア3回目。今大会の決勝では、自身4度目となるグランドスラムの年間3勝目を目指す。(c)AFP/Martyn WOOD