【9月8日 AFP】香港は7日から8日にかけ、140年前に観測を開始して以来の降水量を記録する豪雨に見舞われた。市街地の道路が冠水し、複数の地下鉄駅が水没した。

 隣接する中国・深セン(Shenzhen)でも1952年の観測開始以来、最大の豪雨となった。

 香港天文台によると、午後11時からの1時間に158.1ミリの降水量を観測した。これは1884年の観測開始以来、最大とされる。

 8日朝には複数の道路が冠水し、立ち往生する車も見られた。ランタオ島(Lantau)島でも複数の河川が氾濫し、道路が冠水した。

 香港天文台は、今回の豪雨は熱帯低気圧に変わった「台風11号(アジア名:ハイクイ、Haikui)に関連した気圧の谷」の影響だったとしている。

 負傷者は報告されていないが、学校は休校となった。深センとの境の貨物の通関も休止している。(c)AFP