【9月5日 AFP】国際モーターショー「IAAモビリティー(IAA Mobility)」が5日、ドイツ南部バイエルン(Bavaria)州ミュンヘン(Munich)で開幕する。会場では4日、電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)や中国の自動車メーカーが最新のEVを展示し、欧州の競合社に勝負を挑んだ。

 イーロン・マスク(Elon Musk)氏が最高経営責任者(CEO)を務めるテスラの参加は2013年以来。大衆向けの「モデル3(Model 3)」の改良型を発表した。

 中国の自動車メーカーは、欧州メーカーより低価格のEVで顧客獲得を目指し、多数出展している。

 テスラの出展について業界関係者は、EV市場で特に中国との競争激化を重視している表れだと指摘。

 ドイツの自動車専門家、フェルディナント・ドゥーデンヘッファー(Ferdinand Dudenhoeffer)氏は、中国企業が欧州勢を相手に「打って出た」との見方を示した。

 今年の出展企業の41%は中国に本社を構えている。比亜迪汽車(BYD)、吉利汽車(Geely Automobile)などが名を連ねる。(c)AFP