【9月4日 CGTN Japanese】8月31日、中国南部の広東省(Guangdong)にある広深鉄道(広州、東莞、深センを結ぶ都市間鉄道)をまたぐ、莞番高速道路(東莞と番禺を結ぶ高速道路)の橋は、100分かけて反時計回りに81.1度の回転を成功させました。

 この橋は、上下2層で構成されており、上層部が莞番高速道路、下層部が環莞快速道路で、それぞれ往復8車線の高速道路と往復6車線の都市快速道路として建設されるとのことです。

 広深鉄道への影響を最小限に抑えるため、2階建ての道路橋は回転の工法を採用しました。回転重量を低減し、回転工事の安全性を向上させるため、上部の道路橋は鋼桁構造を採用し、橋梁の回転重量は2万9000トンで、同規模の純コンクリート構造橋梁に比べ、約50%の軽量化を実現しました。

 莞番高速道路は広東省の主要道路である広竜高速道路の重要な一部です。今年中に完成・開通する予定で、完成後は珠江デルタ地域のもう一つの重要な交通ルートとなります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News